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映画マガジンオンライン 映像コンテンツの最新ニュースとレビュー

もう年金だけでは暮らしていけないと、老夫婦が連続強盗に乗り出す。それも紳士的に。ガーボル・ロホニ監督のハンガリー映画『人生に乾杯!』は、人物設定に趣向を凝らすことによって、よくありがちな犯罪者映画をほのぼのと心温まる小品に昇華させている。強盗犯を紳士的な ...

儲かるか、損するか。ギャンブルをして、心がときめかない者はいないだろう。自分の金がかかっているのだから。博打は人が作った映画や演劇といったドラマよりも人々を興奮させる。そんなギャンブルチックな証券のデイトレードを実際に舞台でリアルにやってみたらどうか。誰 ...

いつ、殺人のための仕掛けが作動するのか。主人公の行動。その一挙手一投足に震えさせられる。ソイ・チェン監督の『意外』は、事故に見せかけてターゲットを殺害する殺し屋組織を描いた香港製犯罪映画である。ジョニー・トーがプロデュースしている。みごとなチームワークで ...

断崖絶壁から飛び込む男。電化製品の散乱した道。緑の草むら。ぬかるみ。ここはどこなのか。主人公とおぼしき男は誰なのか。そして男は何をしているのか。ヴィムクティ・ジャヤスンダラ監督のスリランカ映画『2つの世界の間で』では、舞台や人物の設定すら明確な説明がなさ ...

ヒトラーのローマ訪問の式典。ある男女の出会いと別れ。そして男がサルディニアへ島流しになる前の最後の一日。彼らにとって、それらはいずれも特別な一日だ。エットーレ・スコラ監督の『特別な一日』はソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニの(ほぼ)ふたり芝居 ...

医師免許を持った本物の医者よりも素晴らしい技術と人格を持っている無免許のにせ医者をテーマにした作品というのはよくありがちである。だが、 西川美和監督の『ディア・ドクター』はそうしたよくありがちな展開を避け、スリリングかつ人情味のあふれた作品に練り上げられて ...

長いカット割り。死をテーマにしているにも関わらず、切迫感のないコミカルな演出。平板な時間の流れ。リアリティのない人物設定。役所広司監督の『ガマの油』には小道具やちょっとした設定がふんだんに盛り込まれている。デイトレーダーの父親が息子を交通事故で失う。息子 ...

余命6カ月の末期がんの中年男が高校生時代の友人らとオヤジバンドを復活させ、残りわずかな人生を全うする。こんな手垢の付いたストーリーの映画を誰が喜んで見るのだろうか−−。という先入観が一気に打ち砕かれた。使い古された題材であっても、ほんの少し知恵をひねり、 ...

音楽でみんなが仲良くなれるとか、音楽は世界を救うとか。音楽映画は往々にして音楽ばんざい的なものになりがちだ。そして、それはそれで何となく観客を感動させてしまう。だからズルいのである。リチャード・カーティス監督の『パイレーツ・ロック』もそうした音楽映画の中 ...

チェリン・グラック監督の『サイドウェイズ』は饒舌な映画だ。主人公によるナレーションが多用され、状況設定や人間関係は映像ではなく、台詞で説明され尽くす。アメリカ映画『サイドウェイ』のリメイク。観客を笑わせるのもアクションや俳優の動きを伴ったものではなく、台 ...

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