(c)2009 TROTSKY PRODUCTIONS INC.ジェイコブ・ティアニー監督のカナダ映画「少年トロツキー」はコミカルな演出で包まれながらも芯の通った青春活劇である。2009年東京国際映画祭コンペティション出品作品。主人公のレオン・ブロンスタインは20世紀初頭のソ連の因習破壊主義 ...
『要塞』、政治的な側面ではなく、難民申請者の人間的な側面を扱おうと思った。
フェルナンド・メルガー監督(撮影:2009年10月7日)フェルナンド・メルガー監督のスイス映画『要塞』は、難民としての庇護希望者を一時的に収容する施設の人々の人間模様を描いたドキュメンタリーだ。ロカルノ国際映画祭で金豹賞(グランプリ)を受賞している。難民映画祭 ...
難民映画祭:「神は僕らを見放した」、内戦そのものが恥なのだ。自国民同士が傷つけ合うのだから。
難民映画祭。7日目の7日は午後5時からクリストファー・ディロン・クィン監督の「神は僕らを見放した」を見る。ブラッド・ピットがプロデュース、ニコール・キッドマンがナレーションを担当している。サンダンス映画祭・ドキュメンタリー部門審査員グランプリ賞受賞作品。(c) ...
難民映画祭:「ジェニンの心」、感謝はしているが、ユダヤ人はアラブ人とは友人にはなれない
難民映画祭。6日午後7時半からのドイツ文化センターの「ジェニンの心」は定刻から10分遅れで上映開始。満席状態で、立ち見のほか、最前列の前の床の上に座って鑑賞する観客も多かった。(c) 2008 EIKON Media GmbHパレスチナ自治区のジェニン難民キャンプで1人の少年がイスラ ...
『ビルマVJ』、もしビルマに行く機会があれば、常に空気を漂う粒子のように、ここかしこに悲しみを感じ取ることができるだろう−難民映画祭
(c) 2008 Magic Hour Films6日目となった難民映画祭。会場となったドイツ文化センターでは『ビルマVJ』と『ジェニンの心』が上映された。アンダース・オステルガルド監督のデンマーク映画『ビルマVJ』は2007年にミャンマー(ビルマ)で起きた反政府デモの映像を発信し続けた ...
難民映画祭:「ヨドク・ストーリー」、脱北者の証言と舞台のメイキングとのシンクロ
難民映画祭。5日の午後7時半からは「ヨドク・ストーリー」が上映された。(c) 2008 Piraya Film北朝鮮の収容所から脱出し、韓国で新たな生活を始めた数名が実体験をもとにしたミュージカルを制作する。映画はミュージカルの制作風景と、脱北者の証言とを絡み合わせながら進行 ...
難民映画祭:「クロスロード」、誰も戦争が起きるとは思わなかった。誰も憎しみあってはいなかった。
難民映画祭。5日目の5日はセルバンテス文化センター東京で「クロスロード」と「ヨドク・ストーリー」が上映された。アンドレア・スタカ監督の「クロスロード」は紛争で分裂した旧ユーゴスラビアからそれぞれ異なる背景を持ちながらスイスに逃れてきた3人の女性の人間模様を ...
難民映画祭:「ウェルカム」、宙に浮いた人々
日本初公開となるフィリップ・リオレ監督の「ウェルカム」。(c) 2009 Films Distributionフランス北部の港町。17歳のクルド人難民の青年はイギリスへ密入国しようとして失敗する。彼はイギリスに住む恋人に会いたいのだ。彼は水泳を習い始める。イギリスへ泳いで入国するため ...
難民映画祭:「扉をたたく人」、アメリカは9.11以降、良心を閉ざしてしまったのか。
1日から始まった難民映画祭。4日は東京・九段のイタリア文化会館で「扉をたたく人」、「ウォー・チャイルド」、「ウエルカム」が上映された。トム・マッカーシー監督の「扉をたたく人」は2009年のアカデミー賞主演男優賞ノミネート作品だ。リチャード・ジェンキンスの演技が ...
難民映画祭:「カンボジア−ある家族の夢」、作物は今も昔も同じスピードで成長する。しかし、経済はどんどん早くなり、難しくなっていく
1日から始まった難民映画祭。三日目の3日は午後6時半からセルバンテス文化センター東京でスタンリー・ハーパー監督の「カンボジア―ある家族の夢」を見る。 会場となったセルバンテス文化センター東京と会場のロビーのようすカンボジアの内戦によってある一家が祖国とタ ...