奥華子の「花火」を何度も何度も繰り返し聞いている。曲が終わるとまた初めから聞きたくなるのだ。かつて限定盤で発売され、長らく入手困難だったCDが2009年8月7日に再発売された。ライブでは時々聴くことができたが、こうして自由に何度でも聞くことができるようになった ...
ライトノベル作家版の私の東大合格作戦、「ライトノベル作家のつくりかた2 メディアミックスを泳ぎぬけ!」
前作、「ライトノベル作家のつくりかた」の第2弾というか続編である。今回もプロとして活躍しているライトノベル作家のインタビュー集を冒頭に配置し、いわゆるライトノベルの書き方指南ではなく、新人賞への応募方法などの作家デビューの方法論とデビューしてからいかにサバ ...
ホラー映画の基礎的ガイドとしてよくできているムック 《書評》 『ホラー映画の世紀』
マニアというものはよりコアで重箱の隅をつつくような内容を求めるものだ。だが、分かりやすい内容で幅広く映画を紹介するガイドブックがあってもよい。だがら、マニアが入門書を取り上げて、「こんなのみんな知っている内容だよ」などと言ってみたところで仕方がない。 本書 ...
イラストで分かりやすい 《書評》 『間違いのない資金繰りのツボがよくわかる本』西口貴憲著
見開き1項目で左ページが図解、右ページが説明というスタイルで70項目に渡って資金繰りのポイントが紹介されている。まさに、パワーポイントのスライドを見ながら、実際に講義を受けているような感覚ですらすらと読むことができる。入門書とはいっても、様々な資金調達の方 ...
『利確と損切りのタイミングを読む 成功者の投資術』
ちょっと興味のあるタイトルなので取り上げてみました。まだ読んでいません。『利確と損切りのタイミングを読む 成功者の投資術』 持田 有紀子 著 1680円以下が本の告知用の説明です。(引用開始) 投資をする上で、損切り(ロスカット)のタイミングを計るのが苦手な人 ...
映画祭のふたつの特徴 新作の宣伝販売と旧作の発掘
加藤幹郎は映画祭の特徴として大きくふたつを紹介している。 広義の映画祭には大きくふたつの特徴がある。ひとつは新作映画の宣伝販売で、ふたつは旧作映画の発掘復元上映である。前者の特徴は、東京モーターショーのように新作の宣伝をかねて売り手と買い手に出会いの場を提 ...
映画祭とは何か(1) バザンは「教団」だという。
アンドレ・バザンは映画祭について、次のように書いている。 このカンヌ映画祭に、1946年以来、ほとんど毎回《関係》してきたわたしは、そのために、この映画祭という現象が徐々に完成してゆくのを、その典礼定式書が経験に基づいて編成されてゆくのを、それが参加者の間に必 ...
「ライトノベル作家のつくりかた」、忌憚のないインタビュー集
本書は「ライトノベル作家のつくりかた」というタイトルになっているとおり、ライトノベルの書き方のハウトゥ本ではない。プロとして活動しているライトノベル作家へのインタビュー集である。よくある小説の書き方といった類いの本であれば、著者の方法論の押しつけとなって ...
アナクロニズムの会、9月26日、10月9日、10月10日にアテネフランセで
気鋭の映画批評家、研究者らによる連続講演会「アナクロニズムの会」が9月26日から計3回、アテネ・フランセ文化センターで開かれる。吉田広明の著書「B級ノワール論」におけるキーワード「アナクロニズム」に触発された講演者が、映画史の可能性を解き放つべく、仮説の競演 ...
『コネクテッド』:アメリカ映画『セルラー』のリメイクなのだが、アクションはむしろ上
アメリカ映画『セルラー』の香港映画版リメイク。基本的な構成と人物設定はオリジナルどおりだが、こっちのリメイクのほうが好きだ。アクションはむしろリメイク版のほうが見応えがある。そんな風に思えるのはオリジナルの設定がそれほど魅力的だったということの裏返しでも ...