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『ライフ・イズ・ビューティフル』、『まなざしの長さをはかって』、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』。 いずれも映画の前半と後半とでがらりとストーリーが転換する。
スティーブン・ダルドリー監督の『愛を読むひと』もそうした映画の一本だ。
前半は少年と年上の女性が関係を持つまでを描く。初体験映画のような世界感でストーリーが進行する。一転して、後半は法廷劇と通じた人間ドラマとなる。前半で濃密な人間関係が描かれてこその後半である。寸断されたストーリーが生きている。
脚本の教科書的には、前半と後半とでがらりとストーリーが転換するという構成はよくないことだとされている。ただ、映画は答えの決まっているペーパーテストではないのだから必ずしも教科書どおりにする必要はない。
基本形を踏まえた上で、基本形を崩したほうが優れてるならば、定石などはどんどんと崩してかまわない。
ただ、基本形を崩すことでどのような効果が得られるかということはきちんと検証すべきである。本作はそれがうまく機能している。
(2009年7月、新宿武蔵野館)2009-1
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