『ウィッチマウンテン〜地図から消された山〜』(アンディ・フィックマン監督)は地球外生物と人間の交流を描いた作品だが、3組の追われし者たちを描いている。

ドラマにおいて、キャラクターが行動するためには、何らかの理由が必要である。何かを目指す者はそれに向かっていかなければならないし、何かに追われている者はどこかに逃げなければならない。だから行動が生まれる。

少年少女の姿をした地球外生物は故郷の星に帰ろうとしているが、それを阻止しようとする米国政府の特殊機関から追われている。それに巻き込まれたタ クシー・ドライバーはギャング組織から追われている。UFO研究が高じて3度も大学を解雇されたある女性科学者は研究に追われている。これが絡み合いス トーリーが進行するが、見ていて拍手を贈りたくなるぐらいに伏線の張り方が実に器用である。

タスクがあるからこそキャラクターの行動はリアリティを持つことになる。