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『つぐない』でオスカー候補になった天才少女シアーシャ・ローナンと、同作で彼女を一躍人気女優へと押し上げたジョー・ライト監督が再びコンビを組み、前作とは打って変わったサスペンス・アクションに挑んだ『ハンナ』が4月8日、全米2535スクリーンで公開された。週末3日間の成績は1232万ドルで3位。日本では8月27日から新宿ピカデリーほかで全国ロードショーされる。


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元CIA工作員の父とフィンランドの山奥で人知れず暮らし、並外れた格闘テクニックを叩き込まれたハンナ。愛らしい外見に反し、痛みを知らず感情をもたないまま16歳にまで成長したハンナの戦闘能力はいつしか父を超え、ついに外の世界へ旅立つ日が来た。ある任務の下、ヨーロッパへ旅立った彼女をかつての父の同僚であるCIA捜査官マリッサが執拗に追う。フィンランドからスペイン、ドイツと彼女の行く手を阻むマリッサの手下との壮絶な戦いのなかで、ハンナは自身の卓越した身体能力の秘密を知らされることになる。


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シアーシャ・ローナンがタイトルロールを演じるほか、アカデミー女優ケイト・ブランシェットが、ハンナの出生の秘密の鍵を握る女CIA捜査官を怪演している。ほか、ハンナの父に『ミュンヘン』のエリック・バナ、マリッサが差し向ける殺し屋に『プライドと偏見』『路上のソリスト』のトム・ホランダー、ハンナが旅の途中で知り合うごく普通の家族の父に『ロック・ストック・スモーキング・バレル』のジェイソン・フレミング、母に『17歳の肖像』のオリビア・ウィリアムズらが脇を固める。

全編の音楽をグラミー賞受賞のテクノユニット、ケミカル・ブラザーズが手がけており、特有のビートサウンドが『ハンナ』独特の世界観を特徴づける。



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