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 (c)2011「恋の罪」製作委員会



1月末に公開し大ヒットした『冷たい熱帯魚』の園子温監督の最新作『恋の罪』が、5月11日から22日まで開催される第64回カンヌ国際映画祭の監督週間に正式出品されることが決まった。

21世紀直前に起きた渋谷区円山町ラブホテル街の事件を巡り、3人の女の生き様を描いた作品。どしゃぶりの雨がふりしきる中、崩れ落ちそうなアパートでその女は死んでいた。

『恋の罪』は『冷たい熱帯魚』に引き続き、実際に起きた事件からインスパイアされたセンセーショナルな物語だ。水野美紀、冨樫真、神楽坂恵という3人の女優が渾身の演技に挑んでいる。


『冷たい熱帯魚』は北米最大手の映画館チェーンAMCの35館以上で公開が決まり、イギリス、フランス、ドイツ、香港などで海外公開が決定している。

2009年ベルリン国際映画祭(『愛のむきだし』出品、「カリガリ賞」「国際批評家連盟賞」受賞)、2010年ヴェネチア国際映画祭(『冷たい熱帯魚』オリゾンティ部門出品)に続き、2011年はカンヌへの初参加が決まり、園子温監督作品は3年連続で三大映画祭に出品されることになる。英題は『GUILTY of ROMANCE』。11月にテアトル新宿ほか全国ロードショー。


園子温監督:1987年、『男の花道』でPFFグランプリを受賞。ぴあスカラシップ作品として制作された『自転車吐息』(90)は、ベルリン映画祭正式招待のほか、30を超える映画祭で上映。以後、『自殺サークル』(02)、『奇妙なサーカス』(05)、『夢の中へ』(05)、『紀子の食卓』(06)、『HAZARD』(06)、『エクステ』(07)、『ちゃんと伝える』(09)など衝撃作を続々と誕生させ、各国での受賞作多数。09年『愛のむきだし』で、第59回ベルリン映画祭「カリガリ賞」「国際批評家連盟賞」、第9回東京フィルメックス「アニエスベー・アワード」を受賞した。第67回ヴェネチア国際映画祭「オリゾンティ部門」に正式出品された『冷たい熱帯魚』は話題を呼んでいる。自在なスタイルで活躍する日本映画界の異端児。


監督・脚本:園子温 
出演:水野美紀 冨樫真 神楽坂恵 児嶋一哉(アンジャッシュ) 二階堂智/小林竜樹 五辻真吾 深水元基  内田慈 町田マリー 岩松了(友情出演) 大方斐紗子 / 津田寛治
製作:「恋の罪」製作委員会 
配給・宣伝:日活 
(c)2011「恋の罪」製作委員会 www.koi-tumi.com




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