
生でセリフの吹き替えをするライブシネマのデモンストレーションを行う戸田恵子さん、中山秀征さん、内田恭子さんら
(撮影:矢澤利弘、5月24日)
(撮影:矢澤利弘、5月24日)
日本で唯一の子どもたちの世界映画祭、キンダー・フィルム・フェスティバルが今年20回目を迎え、8月15日から19日まで、調布市グリーンホールで開催される。100本以上の候補作品のなかから厳選した長編4本、短編10本を上映する。
声優が会場で映像に合わせて生で日本語の吹き替えを行うライブシネマがこの映画祭の特徴のひとつ。5月24日の記者会見で
は、昨年から映画祭チェアパーソンに就任した女優の戸田恵子さん、今年から広報宣伝大使に就任したタレントの中山秀征さんとキャスターの内田恭子さんがライブシネマの実演を行った。
同映画祭はベルリン国際映画祭児童映画部門の協力を経て1992年に開始された。主催のキンダー・フィルムは2008年から調布市と共催しているが、同市は今回から協力を拡大、前年よりも大きな調布市グリーンホールをメーン会場として使用する。
当日の入場料はこども(3歳以上)が200円、おとな(18歳以上)が600円、シニア(60歳以上)割り引きや前売りによる割り引き料金も設定されている。
同映画祭は世界の良質な映画を紹介し、子どもたちの夢を育むことを目的に1992年に始まった。ベルリン国際映画祭にある子ども部門「キンダー・フィルムフェスト・ベルリン」から学び、日本初の子ども国際映画祭としてスタートしたが、第1回の映画祭では600人の客席に入場者が5人と低調だった。その後、創意工夫を重ねて年々動員数を伸ばしてきた。いかに日本の子どもたちに文化・慣習の違う世界の映画を楽しんで興味を持ってもらうことができるかを追求してきたという。
映画祭の特徴のひとつである生で吹き替え上映するライブシネマは1997年、第5回のイギリス映画「テディーとアニー」から始まり、この頃からリピーターも増え始めた。従来は裏方の仕事だった声優が注目された年で、声優が直接吹き替えをする姿を見ることのできる映画祭となった。
本物の映画祭に成長するためには自治体との強いタイアップがなければ50年100年と継続することが困難なのではないかと考え、2008年にはキンダー・フィルム事務局から調布市に共催を願い出たところ、調布市は快諾し、2009年から青山劇場・こどもの城で4日間、調布市で4日間開催することができた。
19年間で約250作品を上映し、映画制作ワークショップなどに参加した子どもたちは2000人を超え、海外ゲストも総勢56人のアーティストを招待した。
公式ウェブサイト
http://www.kinder.co.jp/index.html
同映画祭はベルリン国際映画祭児童映画部門の協力を経て1992年に開始された。主催のキンダー・フィルムは2008年から調布市と共催しているが、同市は今回から協力を拡大、前年よりも大きな調布市グリーンホールをメーン会場として使用する。
当日の入場料はこども(3歳以上)が200円、おとな(18歳以上)が600円、シニア(60歳以上)割り引きや前売りによる割り引き料金も設定されている。
同映画祭は世界の良質な映画を紹介し、子どもたちの夢を育むことを目的に1992年に始まった。ベルリン国際映画祭にある子ども部門「キンダー・フィルムフェスト・ベルリン」から学び、日本初の子ども国際映画祭としてスタートしたが、第1回の映画祭では600人の客席に入場者が5人と低調だった。その後、創意工夫を重ねて年々動員数を伸ばしてきた。いかに日本の子どもたちに文化・慣習の違う世界の映画を楽しんで興味を持ってもらうことができるかを追求してきたという。
映画祭の特徴のひとつである生で吹き替え上映するライブシネマは1997年、第5回のイギリス映画「テディーとアニー」から始まり、この頃からリピーターも増え始めた。従来は裏方の仕事だった声優が注目された年で、声優が直接吹き替えをする姿を見ることのできる映画祭となった。
本物の映画祭に成長するためには自治体との強いタイアップがなければ50年100年と継続することが困難なのではないかと考え、2008年にはキンダー・フィルム事務局から調布市に共催を願い出たところ、調布市は快諾し、2009年から青山劇場・こどもの城で4日間、調布市で4日間開催することができた。
19年間で約250作品を上映し、映画制作ワークショップなどに参加した子どもたちは2000人を超え、海外ゲストも総勢56人のアーティストを招待した。
公式ウェブサイト
http://www.kinder.co.jp/index.html