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 『サルヴォ』は、脚本家として活動してきた2人組、ファビオ・グラッサドニアとアントニオ・ピアッツァによるシチリアのパレルモが舞台のスリリングな長編初監督作である。

 サルヴォは、頑強で情け容赦ない孤独なマフィアのヒットマンだった。ライバルのマフィアの家に侵入するが、そこにいたのは殺しの標的の妹で盲目のリタだった。サルヴォはじっと待ち、やがて帰宅したターゲットを仕留める。ショックからか恐怖からか、リタに異変が生じ、それがサルヴォの人生も予期せぬ方向に導いていくのだった。カンヌ国際映画祭の批評家週間でグランプリを受賞している。

2013年/104分 原題:Salvo
監督:ファビオ・グラッサドニア、アントニオ・ピアッツァ Fabio Grassadonia,Antonio Piazza