finalrocky


映画なんだから、きれいごとでいいんだよ。
人間、誰もが歳を取る。過去の栄光にすがりついたっていいじゃないか。

シルヴェスター・スタローン主演・監督の『ロッキー・ザ・ファイナル』は、老境に入った名ボクサーが今を生きる姿を描く。『ロッキー』シリーズの第6作目。第1作から30年、前作の『ロッキー5/最後のドラマ』(1990)からも16年経過している。

愛妻との死別や息子との関係など、多くの人々が直面するはずのテーマをちりばめながら、再び試合に挑戦する元チャンピオン。叙情の極致である。

過酷なトレーニング風景にかぶさるビル・コンティによるテーマ曲。クサいと思ってもこれを否定する気にはならない。これ以外の正解はないのである。