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映画監督の行定勲がディレクターを務める「菊池映画祭2016」が3月4日(金)から6日(日)まで、熊本県北部の温泉地である菊池市で開催される。

初日の4日には、山鹿八千代座でレッドカーペットとオープニングセレモニーを行い、オール熊本ロケ&熊本キャストで挑んだ行定監督の『うつくしいひと』をプレミア上映する。橋本愛、石田えり、姜尚中、米村亮太朗がゲストとして登壇する。

5日には、俳優中井貴一の特集で、行定監督と中井さんが選んだ『その木戸を通って』、『東京上空いらっしゃいませ』、『この広い空のどこかに』を上映し、ふたりによるトークや舞台挨拶を行う。

午後9時からは『ミッドナイト〜真夜中の映画祭〜』と称する18歳未満入場不可のイベントを菊池笹乃家で開く。行定監督を中心に映画人が濃い映画談義を繰り広げる。

6日は、午前10時から菊池市文化会館で『マジックユートピア』、『友達のパパが好き』、『死と恋と波と』、『うつくしいひと』の招待作品を上映する。

午後5時半からは交流会『きくちの夜会』が予定されており、国登録有形文化財の松倉邸や菊池松囃子能場一帯で来場客を伝統芸能などでもてなす。

2014年に開催した前回の「第10回菊池国際交流映画祭」は、2日間で約7000人の観客を動員。11回目の今年は熊本県外からの来場者に向けてもアピールしていきたいという。

料金は、各1日フリーパス券が3000円(5日、6日)、『ミッドナイト〜真夜中の映画祭〜』が1500円、当日券は1セクション1300円(映画とティーチイン)。オープニングセレモニーは無料だが、事前申し込みが必要。

(矢澤利弘)