
遊佐和寿監督(中央)と亜紗美さん(右)
惚れ惚れするような典型的なトリックとアクション。それが映画的な高揚感を作り出す。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016で上映された遊佐和寿監督の『Dream Theater』は、SMクラブの女王と殺し屋の壮絶な丁々発止を描いた28分間の作品である。ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門ノミネート作品。
本作は梶研吾原作・監修による7人の女の子を主人公にしたシリーズ『薔薇七(バナナ)』のなかの一編で、7本のうち、すでに4本が完成している。監督の遊佐は『探偵はBARにいる』シリーズや『リアル鬼ごっこ』など、数々の作品に参加しているガンエフェクトのプロだ。監督としては本作が3本目となる。
SMクラブ「夢香」の女王様、夢香(亜紗美)は、客を装った殺し屋に突然襲われるが、返り討ちにして殺し屋を拘束。SMの女王ぶりを遺憾なく発揮して、殺し屋を拷問する。そこで殺し屋を救出しに来た特殊部隊との激しい戦いが繰り広げられる。
アクション監督は鈴村正樹。主演した光武蔵人監督の『女体銃 GUN WOMAN』でも見せた亜紗美の血まみれのアクションはここでも健在だ。
オチも効いており、遊佐監督によれば、「亜紗美が戦って勝つけれど、負けるというのをやってみたかった」という。もともとはオムニバスの1本として作られた短編だが、単品でも長編化したいとのことだ。
『ダイハード2』を見て、空砲のネタが衝撃的で、いつかやりたいと思っていた」という遊佐監督。本作ではニヤリとしそうなトリックを見せてくれる。
(2016年2月25日午後6時30分、ゆうばりホテルシューパロ2階嶺水の間、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016)(矢澤利弘)
本作は梶研吾原作・監修による7人の女の子を主人公にしたシリーズ『薔薇七(バナナ)』のなかの一編で、7本のうち、すでに4本が完成している。監督の遊佐は『探偵はBARにいる』シリーズや『リアル鬼ごっこ』など、数々の作品に参加しているガンエフェクトのプロだ。監督としては本作が3本目となる。
SMクラブ「夢香」の女王様、夢香(亜紗美)は、客を装った殺し屋に突然襲われるが、返り討ちにして殺し屋を拘束。SMの女王ぶりを遺憾なく発揮して、殺し屋を拷問する。そこで殺し屋を救出しに来た特殊部隊との激しい戦いが繰り広げられる。
アクション監督は鈴村正樹。主演した光武蔵人監督の『女体銃 GUN WOMAN』でも見せた亜紗美の血まみれのアクションはここでも健在だ。
オチも効いており、遊佐監督によれば、「亜紗美が戦って勝つけれど、負けるというのをやってみたかった」という。もともとはオムニバスの1本として作られた短編だが、単品でも長編化したいとのことだ。
『ダイハード2』を見て、空砲のネタが衝撃的で、いつかやりたいと思っていた」という遊佐監督。本作ではニヤリとしそうなトリックを見せてくれる。
(2016年2月25日午後6時30分、ゆうばりホテルシューパロ2階嶺水の間、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016)(矢澤利弘)