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広島市で11日から開催されていた広島国際映画祭2016が3日間の会期を終え、13日に閉幕した。短編映画コンペティション部門では、最高賞に当たるヒロシマグランプリに中国のイエ・カイ監督による『プレゼント』、審査員特別賞にはプランスのポール・ヴェッキアリ監督による『儀式』が選ばれた。観客の投票による観客賞にも『プレゼント』が選出され、イエ・カイ監督は広島国際映画祭初のダブル受賞の栄冠に輝いた。審査員からはギリギリまで受賞作が決まらないほど白熱した議論が交わされたとのコメントが寄せられた。

今回から創設されたヒロシマ平和映画賞には、広島の心を世界に発信することに最も寄与した作品として、片渕須直監督の『この世界の片隅に』が選ばれた。

(2016年11月13日午後7時、NTTクレドホール、広島国際映画祭)(矢澤利弘)