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 ゆうばり国際ファンタスティック映画祭が2日、北海道夕張市で始まった。オープニング作品の『ひるね姫〜知らないワタシの物語〜』(神山健治監督)を皮切りに、全86本を上映し、16のイベントが行われる。歓迎セレモニーでは約200人の市民が夕張に到着したゲストらを出迎えた。

 夕張市が財政破綻して一度は休止した同映画祭が市民主導で再開されてから今年で10回目になる。映画祭の最終日に当たる3月6日は折しも2007年に夕張市が財政再建団体に移行した日だ。オープニングセレモニーで登壇した鈴木直道夕張市長(写真)は、「新しい夕張の一歩が会期中にスタートする」と述べ、同市の今後の展望について希望をのぞかせ。

(2017年3月2日午後5時30分、合宿の宿ひまわり体育館)(矢澤利弘)