DSC03689
 

 北海道夕張市で開催中のゆうばり国際ファンタスティック映画祭が5日、閉会式を迎え、永山正史監督の『トータスの旅』が長編コンペティションのグランプリを受賞した。

 審査員特別賞はイム・チョルミン監督の『ベートーベン・メドレー』、北海道知事賞は横山翔一監督の『はめられてRoad to Love』が受賞した。

 永山監督は1983年生まれの33歳。『トータスの旅』は結婚式を挙げるためにある島を目指して、性格の全く異なる兄弟と弟の子供、兄の婚約者の4人が自動車で旅をするロードムービーだ。この映画が長編映画の監督としてはとしては初めての作品になる。永山監督は授賞式で、「映画作りは迷惑な行為だと感じた。非常に迷惑な行為でイカれていないとできない。ゆうばり映画祭はイカれた人たちだらけの映画祭で、いい体験になりました」と喜びを示した。(写真は永山正史監督)


(2017年3月5日午後3時、合宿の宿ひまわり体育館、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭)(矢澤利弘)