若者がダンスや音楽などのパフォーマンスを披露する「ストリートパフォーマンスショウ2017」が9日、広島県広島市南区の広島駅南口地下広場であった。午後1時から約3時間に渡って13組の出演者たちが漫才やダンス、音楽演奏などの熱いパフォーマンスを繰り広げた。
このイベントは2009年7月に初めて開催され、今回で8回目となる。広島市青少年センターなどが主催した。今年のテーマは、Dream ON!! みんながみんな主人公。司会は兄弟漫才コンビのブーゲンビリアが務めた。ブーゲンビリアの軽快な漫才からイベントがスタート、刑事物のネタが披露された。
続く、「M☆M☆Music Dance Club」(ミューミューミュージックダンスクラブ)は、未就園児から大人までダンス好きが集まって活動しているグループで、結成して20年になる。幅広い年齢層で構成されたチームがスピード感のあるパフォーマンスを見せた。
ギター弾き語りの大野薫は、いきものがかりの「コイスルオトメ」や尾崎豊の「僕が僕であるために」など、3曲をしっとりとしたボーカルで歌い上げた。
「密室プロジェクト」は、劇団B-LUCKS♪代表の甲斐順平によるソロプロジェクト。歌とチャンバラアクションで日本神話のイザナギとイザナミをモチーフにしたいかにもアングラ劇団風のパフォーマンスを見せた。
再び登場したブーゲンビリアによる漫才のあと、普段は東京で活動している一卵性双生児の漫才コンビの「うすくら屋」が、中島みゆきの「時代」をモチーフにしたネタを披露した。
漫才から一転して、登場したのはギター弾き語りの実力派、百々明宏。いつもは広島県を中心に活動中の4ピースバンド「ネオミスト」のボーカルとして活躍している百々が、のびやかなボーカルでオリジナルを含む3曲を熱唱した。
「およそ」は機械的な動きが楽しいアニメーションダンスグループだ。 突然、観客の一部がダンスに加わるフラッシュモブもインパクトがあった。
イベントのトリを務めたのは、広島少年合唱隊。小学校1年生から高校生まで約50人で活動している。のびやかな歌声で4曲を歌った。
当初は2時間半の予定だったが、最終的にイベントは3時間近くに及んだ。最後に記念撮影をして、イベントは幕を閉じた。