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北海道夕張市で毎年開催されている「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」の2018年の開催日程がこのほど、3月15日(木)から19日(月)までの5日間に正式決定した。合宿の宿ひまわりなど、夕張市内各所を会場に、メジャーな映画からインディーズ作品までを上映し、コンペティション部門では若い才能を発掘する。

夕張市が財政破綻して一度は休止した同映画祭が市民主導で再開されてから次回で11回目の開催になる。目玉となるコンペティション部門では、現在応募作品を受け付けている。ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門、インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門、ゆうばりチョイス部門など、オンラインで10月24日まで受け付ける。
詳細は公式サイトを参照のこと。
http://yubarifanta.com/entry/

同映画祭の深津修一プロデューサーは、「財政破綻した夕張市も、10年間の雌伏の時を待って、ようやく今年から積極財政に打って出ました。映画祭も2017年、民間だけで10回目の開催を実現し、いよいよ夕張市と共に、守りから外に打って出る時期が来たものと強く感じています」とコメント。新たな目標としては、、クリエーターのために次回の映画祭から、海外の映画祭とのさらなる提携強化を図り、具体的には、ゆうばりのオフシアター受賞作品を優先的に提携映画祭でも上映してもらう流れを作りたいという。若きクリエーターの才能を海外に直接紹介し、映画祭を通じてよりグローバルに活躍できる場を提供・創造していきたいとの考えだ。
(写真は前回の映画祭の様子)

(矢澤利弘)