デジタルシネマに特化した映画祭「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017」が15日、埼玉県川口市のSKIPシティで始まった。23日まで、長編部門12本、短編部門12本、アニメーション部門10本が上映される。世界各国から次世代を担う若手映像クリエイターの手による作品が集まり、デジタル技術で個性を競う9日間になりそうだ。

15日午後2時からのオープニングセレモニーでは、主催者として上田清司埼玉県知事が挨拶、多くの若手監督がこの映画祭から輩出されたことに触れ、「誇りに思っている」とコメントした。

上田 清司埼玉県知事

この映画祭は今回で14回目となる。開催市の代表として挨拶した奥ノ木信夫川口市長は「来年は節目の15回目。今回は節目に向けての序章」と位置づけ、入場者数目標として9500人(前回は9050人)を掲げた。

奥ノ木信夫川口市長

総合プロデューサーの八木信忠氏は、現在の映画会社は映画監督を育成する機能を喪失していることについて触れ、この映画祭が新人監督の輩出機能を発揮していきたいとの考えを示した。

八木信忠総合プロデューサー

続いて、土川勉ディレクターにより、コンペ部門のノミネート作品の紹介が行われ、監督とゲスト、審査員らが登壇した。

土川勉ディレクター

登壇したゲストと審査員ら

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017は、7月15日から23日まで、埼玉県川口市のSKIPシティ内の映像ホール、多目的ホールなどで催される。
公式サイト
www.skipcity-dcf.jp


(2017年7月15日、午後2時、SKIPシティ映像ホール)(矢澤利弘)