埼玉県川口市にあるデジタル映像制作拠点施設、SKIPシティで15日から23日まで、デジタルシネマに特化した映画祭、「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017」が催されている。

会場となっているSKIPシティへは、JR川口駅東口から無料直行バスが運行されている。川口駅を降りると、駅には映画祭の横断幕や旗が掲げられており、映画祭の参加者の心は会場に着く前にすでに映画祭モードに入ることになる。

川口駅前の告知

SKIPシティ行きの無料直行バスは20分おきに出発する。乗降場所でバスに乗車すると、約12分でSKIPシティに到着する。

無料直行バス乗り場


長編、短編、アニメーションのコンペティション部門の映画上映は、彩の国ビジュアルプラザ4階の映像ホールと産業技術総合センター1階にある多目的ホールの2カ所で行われる。



映像ホールの入り口

多目的ホール

また、バーチャルリアリティ(VR)作品を実際に体験出来る特別企画「Dシネマー新たなる潮流」はHDスタジオで行われ、6作品を体験することができる。連日開かれるトークイベントにも注目したい。


VRの鑑賞・体験コーナー

映画上映だけでなく、SKIPシティ内の広場では盛りだくさんのイベントが開催される。16日と17日の午前10時半から午後5時半まで、大道芸や地元のバンドが出演するふれあいイベントがある。


また、同じく16日と17日の午後7時半からは子供向けアニメの野外上映が行われる。17日には、午後4時から綿菓子、かき氷などの夜店が並び、午後6時からは盆踊りが開催される。

映画祭の半券を提示すると、映画祭の期間中、映像ミュージアムに無料で入場できる。映画の起源から最新の技術までが紹介されているので、映画上映の合間に見学するのもおすすめだ。



SKIPシティ内には数カ所の飲食店がある。川口の三つ星イタリア料理店「トラットリア0363(オサムサン)」が期間限定で出店。日替わりカレーなどのフードをはじめ、川口のご当地サイダー、アヴェントゥーラサイダー(300円)を飲むことができる。



SKIPシティ国際Dシネマ映画祭では、コンペティション部門だけではなく、子供たちが作った映画を上映する「カメラクレヨン」(17日午後2時半から)など、関連企画も充実している。ベビーカーのままでも入場可能な赤ちゃん連れでも気兼ねなく映画を楽しめる「ママ・シアター」(20日午前10時半から)では、恋愛映画の名作『アメリ』を上映する。


(埼玉県川口市、SKIPシティ)(矢澤利弘)