IMG_6289

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018で16日に上映されたクァク・ジェヨン監督の『精霊カフェ』。


ロマンチックな人生を夢見る新婦・文燕は、譚術とのみすぼらしい結婚式に耐えられず、ウエディングドレス姿で式場を飛び出す。絶望的な気持ちで胡同(北京の裏路地)をさまよう彼女の目に、カフェ「里巷那間」の看板が飛び込んでくる。神秘的な雰囲気に誘われてカフェに足を踏み入れた彼女は、バーテンダーの司幽に、貧しくて吝嗇な譚術への不満をぶちまける。司幽が作ってくれた魔法のカクテルを一息に飲み干した時、カフェに譚術が現れる。しかし彼は文燕を見つけることができない。文燕がハンサムな男に変身していたからだ。男の姿になった文燕は、譚術をこらしめてやろうと考え、彼を連れて“消えた新婦”文燕を捜しに出かける。一夜の夢のような旅の始まりだ。


(2018年3月16日、合宿の宿ひまわり体育館、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018)(矢澤利弘)