ルカ・ミニエーロ監督の『帰ってきたムッソリーニ』は、かつての独裁者ムッソリーニが現代のローマによみがえったことから巻き起こる騒動を描く。
売れない映像作家が、復活したムッソリーニをカメラに偶然収めたことから、彼を主役にしたドキュメンタリー映画を制作しようと思い立つ。2人でイタリアを旅しながら、若者がスマホで彼の姿を撮ろうとする現代のカルチャーに戸惑いながらも、テレビに出演したりしながら、かつての総帥は人気者になっていく。そして国を再度征服しようとするのだが。
ムッソリーニを演じるのは『グレート・ビューティー/追憶のローマ』などの演技派マッシモ・ポポリツィオ。