スタイリッシュな画面構成で語られる皮肉な政治ドラマ。ロベルト・アンド―監督の『自由に乾杯』(公開題『ローマに消えた男』)は、失踪した左翼野党の書記長と、彼の代役となる双子の兄弟を中心にストーリーが進む。 双子という設定なので、トニ・セルヴィッロの一人二 ...
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【イタリア映画祭】『存在しない南』、親子の愛憎劇に社会問題を織り込む
『存在しない南』は、1980年生まれで新進気鋭のファビオ・モッロ監督の長編デビュー作である。イタリア南部の港町、17歳のグラツィアは、5年前に死んだとされる兄の不在に苦しみ、兄について沈黙する父には反発していた。ある日、海に入ると兄らしき姿が現れる。兄の生存を信 ...
【イタリア映画祭】『サルヴォ』、情け容赦ない孤独なマフィアのヒットマン
『サルヴォ』は、脚本家として活動してきた2人組、ファビオ・グラッサドニアとアントニオ・ピアッツァによるシチリアのパレルモが舞台のスリリングな長編初監督作である。 サルヴォは、頑強で情け容赦ない孤独なマフィアのヒットマンだった。ライバルのマフィアの家に侵入 ...
【イタリア映画祭】『自由に乾杯』、豪華キャストが集うアイロニカルな政治ドラマ
『自由に乾杯』は、トニ・セルヴィッロ、ヴァレリオ・マスタンドレア、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキら豪華キャストが集うアイロニカルな政治ドラマである。 野党のリーダー、オリヴィエーリは気が滅入っていた。選挙が迫るが支持率は低迷し、このままでは負けるのは確 ...
『さまよう小指』、独特の世界観に圧倒される「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014」グランプリ受賞作
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014のオフシアター・コンペティション部門でグランプリを受賞した竹葉リサ監督の『さまよう小指』は、ひとつの映画のジャンルとして分類することが難しい。 ラブコメディなのだろうか、それともヤクザ映画なのか、いや、SFなのか ...
『春雷』、タクシーに乗って去っていく男女と残された女。ラストシーンの見事さにしびれる
佐々木啓祐監督の『春雷』(1939)は、大衆小説家、加藤武雄の同名小説を映画化したもの。物語の発端は、駅での待ち合わせのすれ違い。そして映画の最初から最後まで、時間的なすれ違い、片一方がどこへ行ったか分からないという場所的なすれ違い、そんなすれ違いばかりが重 ...
【映画祭】さぬき映画祭が「魔女の宅急便」などで開幕、香川の7カ所で86本上映
映像を通じて地域文化の振興を図ることを目指し、香川県ゆかりの映画などを上映するさぬき映画祭(同実行委員会主催)が香川県高松市で14日に開幕した。香川県出身の本広克行監督(48)がディレクターを務め、県内7カ所の会場で過去最多の計86本を上映する。会期は23日まで。 ...
【映画紹介】『ラスト・プレゼント』監督最新作『最後の晩餐』、3月1月公開
『ラスト・プレゼント』のオ・ギファン監督最新作、中韓合作映画『最後の晩餐』(CJ Entertainment Japan 配給)が、3月1月(土)からシネスイッチ銀座、横浜ブルク13ほかにて全国順次公開される。 ...
サム・ライミ監督の伝説のホラー、リメイク版『死霊のはらわた』が来年公開
死霊に取り憑かれたヒロインのミア(ジェーン・レヴィ)1981年に公開されたサム・ライミ監督の『死霊のはらわた』。スプラッター・ブームを巻き起こした伝説の映画『EVIL DEAD』が、2013年リメイクで蘇る。オリジナルと同じく邦題は『死霊のはらわた』に決定した。『死霊のは ...
【映画祭】第5回City Lights映画祭終わる、音声ガイド付き上映に多くの視覚障がい者が参加
映画上映前の会場の雰囲気(6月24日、江戸東京博物館大ホール)第5回City Lights映画祭が24日、江戸東京博物館大ホールで開催され、フランク・キャプラ監督の『素晴らしき哉、人生』と是枝裕和監督の『奇跡』が上映された。 上映された作品自体はそう珍しいものではないが、 ...
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2011の介護をテーマにした短編3本を特別上映、17日にMOVIX川口にて
『記憶のひとしずく』 (c) ショートストーリーなごや実行委員会2011年に開催されたSKIPシティ国際Dシネマ映画祭の短編部門のノミネート作品のなかから国内外の映画祭で高い評価を受けている短編映画が6月12日にMOVIX川口(埼玉県川口市並木元町1-79 アリオ川口3階)で特別上 ...
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012、全世界からデジタル映画の新作を集め、7月14日から9日間
映画祭実行委員会会長の上田清司埼玉県知事(右から3人目)ら。右から八木信忠映画祭総合プロデューサー、河合真也長編部門国際審査委員長/プロデューサー、1人おいて岡村幸四郎実行委員会副会長/川口市長、杉野希妃短編部門審査委員/女優・映画プロデューサー、瀧沢裕 ...
City Lights映画祭、『素晴らしき哉、人生』と是枝監督『奇跡』を音声ガイド付きで上映、24日に江戸東京博物館で
目の不自由な人々と一緒に映画鑑賞を楽しむ環境づくりをしているボランティア団体であるシティ・ライツが主催する第5回City Lights映画祭が6月24日(日)に東京都墨田区の江戸東京博物館大ホールで開かれる。FMラジオを通じて場面解説のナレーションを放送する音声ガイド ...
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭、9回目の今年は7月14日から9日間、コンペ作品募集開始
昨年のビジュアルデジタルシネマに特化した「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」が今年も7月14日(土)から22日(日)までの9日間、埼玉県川口市のSKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ映像ホールなどを会場に開催される。同映画祭は2004年にスタートし、今年で9回目。2011年は東日 ...
【映画祭の愉しみ】映画好き、イベント好き、下北沢好きが作った「下北沢映画祭」、25日から
下北沢映画祭運営委員会の太田創さん(右)と有賀香代子さん(左)新しさと古さが同居する町、東京・世田谷区の下北沢。そんな町の雰囲気に似合う多彩な映画が上映されるのが下北沢映画祭だ。11月25日から27日まで開催される同映画祭は今年で早くも3回目となる。 25日は午後8時か ...
東京国際映画祭、グランプリは『最強のふたり』、審査員特別賞に『キツツキと雨』
最強のふたり10月22日から開催されていた第24回東京国際映画祭が30日閉幕した。クロージングセレモニーでは各賞の受賞作品と受賞者が発表され、最優秀作品賞に当たる東京サクラグランプリにはエリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュ監督のフランス映画『最強のふたり』が ...
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭、観客人気投票で『タッカーとデールと不吉なヤツら』と『記憶のひとしずく』が最高得点
『タッカーとデールと不吉なヤツら』 (c) Dan Power10月8日から16日まで埼玉県川口市で開催されていた「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2011」の観客人気投票の集計結果が27日に発表され、長編部門ではイーライ・クレイグ監督のホラーコメディ『タッカーとデールと不吉なヤツら ...
難民映画祭、東日本大震災でボランティア活動を行ったミャンマー難民のドキュメンタリー『すぐそばにいたTOMODACHI』でオープニング
(セシリア亜美北島監督、10月1日イタリア文化会館)国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所が主催する第6回難民映画祭が1日、オープニング作品『すぐそばにいたTOMODACHI』(セシリア亜美北島監督)を皮切りにイタリア文化会館(東京・千代田区)など都内6会場で始まった。『す ...
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭、10月8日から、オープニングはカンヌ映画祭グランプリの『昔々、アナトリアで』
今年で8回目となる『SKIP シティ国際Dシネマ映画祭』が10月8日(土)から16日(日)までの9日間、埼玉県川口市のSKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ映像ホールほかで開催される。オープニング作品は2011年のカンヌ国際映画祭グランプリ受賞作品で、トルコ出身のヌーリ・ビルゲ ...
『ザ・ライト エクソシストの真実』、イタリアには精神病院がないのをご存知だろうか。エクソシスト映画だがホラーでもオカルトでもない。
(C)2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.エクソシストを題材にしているが、ホラー映画でもオカルト映画でもない。ミカエル・ハフストローム監督の『ザ・ライト エクソシストの真実』は、職業としての悪魔祓いをセミドキュメンタリータッチで描いた作品だ。信仰心の揺らぎか ...


















