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カテゴリ:映画レビュー

もしあなたが映画祭のプログラマーだったなら、この映画を自分の映画祭で上映したくて仕方がなくなるだろうし、もしあなたが配給・宣伝会社の人間だったなら、自分の会社で配給したくてうずうずすることだろう。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭国際コンペティションの1本として ...

愛おしい人と旅をするのはなんて楽しいことなのだろう。それが幻影であったとしても。マーリス・マルティンソーンス監督のラトビア映画『ふたりの旅路』は、あることがきっかけで自分の殻に閉じこもってしまった女の心の旅路を描く。桃井かおり演じるケイコは着物ショーに参 ...

父親と息子の確執は人類における永遠のテーマである。カトリン&アンドレス・マイミック夫婦監督のエストニア映画『私と同じ顔の、おじさん』は息子の視点から父親との確執と和解を描く。主人公フーゴーは音楽評論家で、離婚の経験からなかなか立ち直れないでいる。環境を整 ...

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018で16日に上映されたリム・ジンスン監督の『パズル』は謎の美女に翻弄される男をめぐるサスペンスアクションである。才能と財力に恵まれた男・ドジュン。しかし海外留学中の娘と、娘に付き添い移住した妻と離れて暮らすうち、妻に対 ...

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018で16日に上映された矢川健吾監督の『穴を掘る』は、男たちがひたすら穴を掘る映画である。何のために男たちは穴を掘る勝負をしているのか。そもそも勝負をしているのだろうか。ルールはあるのだろうか。一切の説明不在のまま、映画 ...

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018で16日に上映された西口洸監督の『EDあるいは(君がもたらす予期せぬ勃起)』は、母親の裸をみて勃起したことが原因でED(勃起不全)になってしまった少年の悩みと美少女転校生との短く淡い恋愛を描いた作品だ。この映画を作ったきっ ...

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018で16日に上映された阪元裕吾監督の『スロータージャップ』は、見る人が見れば大傑作。だが多くの人々にとっては最低最悪のトラウマを残すような作品になるかもしれない。見る人を選ぶ映画といえる。映画の冒頭はこんな話から始まる ...

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018で16日に上映された鳴瀬聖人監督の『温泉しかばね芸者』は、オマージュや悪ふざけがてんこ盛りのホラーコメディである。ジャンル映画についてのバカ映画といえる。冴えない脚本家・村井実紗は、新しい台本を提出しては、監督にダメ ...

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018で16日に上映された大庭功睦監督の『キュクロプス』は息もつかせぬようなスピード感のある復讐劇である。妻とその愛人を殺害した罪により、14年の服役を終えた男・篠原が、事件が起きた町に戻ってきた。彼の目的は、妻を殺して自分 ...

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018で3月15日に上映されたヤマシタマサ監督の『東京ノワール』は、ヤクザを廃業しようとするある男の1日をパズルのように入り組んだ物語構造で描いた作品だ。東京の裏社会で20年生きてきた小さな金本組の若頭・鳴海。相棒の山城を失 ...

試合で活躍すれば、難民はクズじゃないことを示すことができる。カリン・アヴ・クリントベルグとアンデシュ・ヘルゲソン監督の『ナイス・ピープル』は、内戦下のソマリアから逃れてスウェーデンの片田舎ボーレンゲで暮らす難民たちが伝統的な氷上スポーツ「バンディ」に挑む ...

紛争地を逃れて祖国を脱出したからといって、それで問題が解決するわけではない。難民にとっては、さらに厳しい道のりが控えている。エルナン・ジン監督の『シリアに生まれて』はシリアから逃れてヨーロッパにたどり着いた7人の子ども達の苛酷な運命に密着したドキュメンタリ ...

「まさかこんな大きな劇場でかけてもらえるとは思わなかった」。『サッドヒルを掘り返せ』のギレルモ・デ・オリベイラ監督は東京国際映画祭の質疑応答で2日、このように話し始めた。 『サッドヒルを掘り返せ』は、マカロニ・ウエスタンの名作『続・夕陽のガンマン ...

好きであっても嫌いであっても、自分の隣人とは付き合っていかなければならない。アサフ・ポロンスキー監督の『喪が明ける日』は、ユダヤ教の喪「シヴァ」を題材に、息子を亡くした夫婦の悲しみと再生をユーモアを交えつつ静かに映し出した人間ドラマである ...

レヴォン・ミナスィアン監督のアルメニア映画『殺し屋狂騒曲』は、携帯電話を拾ったことから、殺し屋にされてしまったクラリネット奏者の物語だ。旧ソビエト連邦時代に著名なオーケストラの指揮者をしていた亡父に育てられたクラリネット ...

カニバリズム(人肉食い)を扱ってはいるが、この映画はホラーではないのかもしれない。ジュリア・デュクルノー監督の『Raw(英題)』は、獣医学校に入学した女子学生がカニバリズムに目覚めていく過程をゆっくりと描いていく。16歳の主人公、ジュスティーヌは獣医一家に育っ ...

街には色々な人生が詰められている。この映画も都市のそんな一面を見せてくれる。エドゥアール・ベール監督・主演の『パリは今夜も開演中』は、金策のために、パリの街をさまよい歩く劇場支配人の一夜の物語だ。 舞台の初日を前にして、劇場を経営す ...

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