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タグ:イタリア映画祭

パオロ・ズッカ監督の『月を買った男』は、監督自身の生まれ故郷であるサルデーニャ島を舞台に、スラップスティックな笑いとシニカルな風刺が同居するコメディーである。サルデーニャ島の誰かが月を所有したという未確認情報が世界中の諜報機関を駆け巡る。真偽を確認するた ...

新作のイタリア映画を紹介するイタリア映画祭が、4月27日から5月4日まで、東京・千代田区の有楽町朝日ホールで開かれる。今回上映するのは、2018年以降に製作された日本初公開の新作14本。加えて、昨年死去したヴィットリオ・タヴィアーニ監督とエルマンノ・オルミ監督を追悼 ...

  研究者ギャングたちが今度はマッポの手先に。『スケバン刑事』か、はたまた『ターミネーター2』か。シドニー・シビリア監督の『いつだってやめられる マスタークラス』は、高学歴ワーキングプアの研究者たちが脱法ドラッグを密造して一儲けす ...

珍しい特殊な姿をしていることは、本人にとってよいことなのだろうか。ごく普通の姿になることで失うものも多そうだ。エドアルド・デ・アンジェリス監督の『切り離せないふたり』は結合双生児の姉妹の心と体の物語である。ビオラとデジーは腰や太ももが結合した結合双生児の ...

夢を描いたのだろうか。想像力が必要な映画である。アレッサンドロ・コモディン監督の『幸せな時はもうすぐやって来る』は、一貫したストーリーを把握するのが困難だ。ストーリーなど無いのかも知れない。だからといって、特段の映像美があるわけではない。過去と現在、現実 ...

子供を産み、育てることは人生の終わりなのだろうか。ロアン・ジョンソン監督の『ピューマ』は、10代で子供を産むことになった若いカップルの出産までの9カ月間を日記風に描く。若いカップルのカテとフェッロ。カテが妊娠し、ふたりはフェッロの実家に居候することになる。ふ ...

最初はどうしようもない奴だと思っていたが、次第に愛おしくなってきた人間は、あなたのそばにはいないだろうか。クラウディオ・ジョバンネージ監督の『花咲く恋』は、未成年更生施設で知り合った男女の切ない恋のゆくえを描く。携帯電話強盗で生活していた少女ダフネは警察 ...

修道士は懺悔で知った秘密を決して口外してはならない。ロベルト・アンドー監督の『告解』は、バルト海に面した高級ホテル内での政治的な駆け引きに巻き込まれた修道士の言動を通じて、人間のあり方を描く。ほぼホテル内だけに限定して物語が展開する静かな会話劇である。G8 ...

 厳格な小さな世界で生きることを選択するのか、それとも俗だが広い世界で生きていくのか。マルコ・ダニエリ監督の『ジュリアの世界』は、エホバの証人というモチーフを使って、ある少女の心の再構築を描いた作品である。 エホバの証人の敬虔な信者である両親を持つ少女ジ ...

 ごく単純な恋愛譚がマフィアをめぐる激動のイタリア近現代史に昇華していく。その見事な構成と映画的筆致に脱帽せざるを得ない。ピエルフランチェスコ・ディリベルト監督の『愛のために戦地へ』は、第二次世界大戦下のシチリアを舞台に、主人公の恋愛事情を主軸にしつつ、 ...

 日常生活に不満を持った男たちが再起をかけて新しい事業に乗り出す。よくありそうなストーリーだが、タイトルの一部分にもなっている「ジュリア」がワンポイントになっている。 『俺たちとジュリア』は、喜劇俳優として活躍しているエドアルド・レオが監督した敗者たちの ...

  ジョナス・カルピニャーノ監督のデビュー作『地中海』は、移民という今日的な問題にリアルな演出で迫る。カンヌ国際映画祭の批評家週間に出品されたのをはじめ、世界の多くの映画祭で上映されている。  ブルキナファソの青年2人は、より良い生活を求 めてヨーロッパに ...

 4月29日から5月5日まで東京・有楽町朝日ホールで開催されているイタリア映画祭2016(東京会場)では、5月1日午後3時45分から来日ゲストらによるトークセッションが開かれ、「愛」をテーマに意見交換が行われた。登壇したのは(写真右から)『皆はこう呼んだ「鋼鉄ジーグ」 ...

 愛し合ったもの同士、恋愛をうまく回していくのは世界中どこでも同じ。性別も超越するものなのだ。マリア・ソーレ・トニャツィ監督の『私と彼女』は、中年の同性愛関係にあるふたりの女性の人間模様をロマンチックかつ軽快に描いている。 決して若くない同性愛者の女性ふ ...

 ジェンナーロ・ヌンツィアンテ監督の『オレはどこへ行く?』(公開題名『Viva!公務員』)は、終身雇用で気軽で安定している公務員という職を満喫していた40歳間際の独身男ケッコが、リストラ目的の過酷な転勤辞令にもめげず、公務員という職にしがみつくうちに、新たな人生 ...

 ジュゼッペ・M・ガウディーノ監督の『あなたたちのために』は、テレビドラマの制作現場でプロンプターとして働く女性アンナの心の再生を描いている。主演のヴァレリア・ゴリーノは、この映画でヴェネチア映画祭の最優秀主演女優賞を受賞。ドキュメンタリー映画を数多く手が ...

 何よりも法王の人物像に惹かれる。ダニエーレ・ルケッティ監督の『フランチェスコと呼んで−みんなの法王』(劇場公開タイトル『ローマ法王になる日まで』)は、イタリア人移民の子として、1936年にアルゼンチンの首都ブエノ ...

 16回目を迎えた「イタリア映画祭2016」が28日、東京の有楽町朝日ホールで始まった。午後6時からの開会式には『皆はこう呼んだ「鋼鉄ジーグ」』のガブリエーレ・マイネッティ監督と主役のクラウティオ・サンタマリアら、来日した9人のゲストが登壇した。(2016年4月29日午後 ...

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