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タグ:イタリア映画祭

 4月29日から5月5日まで東京・有楽町朝日ホールで開催されているイタリア映画祭2016(東京会場)では、5月1日午後3時45分から来日ゲストらによるトークセッションが開かれ、「愛」をテーマに意見交換が行われた。登壇したのは(写真右から)『皆はこう呼んだ「鋼鉄ジーグ」 ...

 愛し合ったもの同士、恋愛をうまく回していくのは世界中どこでも同じ。性別も超越するものなのだ。マリア・ソーレ・トニャツィ監督の『私と彼女』は、中年の同性愛関係にあるふたりの女性の人間模様をロマンチックかつ軽快に描いている。 決して若くない同性愛者の女性ふ ...

 ジェンナーロ・ヌンツィアンテ監督の『オレはどこへ行く?』(公開題名『Viva!公務員』)は、終身雇用で気軽で安定している公務員という職を満喫していた40歳間際の独身男ケッコが、リストラ目的の過酷な転勤辞令にもめげず、公務員という職にしがみつくうちに、新たな人生 ...

 ジュゼッペ・M・ガウディーノ監督の『あなたたちのために』は、テレビドラマの制作現場でプロンプターとして働く女性アンナの心の再生を描いている。主演のヴァレリア・ゴリーノは、この映画でヴェネチア映画祭の最優秀主演女優賞を受賞。ドキュメンタリー映画を数多く手が ...

 何よりも法王の人物像に惹かれる。ダニエーレ・ルケッティ監督の『フランチェスコと呼んで−みんなの法王』(劇場公開タイトル『ローマ法王になる日まで』)は、イタリア人移民の子として、1936年にアルゼンチンの首都ブエノ ...

 16回目を迎えた「イタリア映画祭2016」が28日、東京の有楽町朝日ホールで始まった。午後6時からの開会式には『皆はこう呼んだ「鋼鉄ジーグ」』のガブリエーレ・マイネッティ監督と主役のクラウティオ・サンタマリアら、来日した9人のゲストが登壇した。(2016年4月29日午後 ...

 パオロ&ヴィットリオ・タビアーニ監督の『素晴らしきボッカッチョ』は、ボッカッチョの『デカメロン』をベースに、ペストが猛威をふるうフィレンツェを離れて郊外の屋敷で共同生活を始めた男女10人が、退屈しのぎに10日の間に毎日一人ずつ10話の物語を披露する物語である ...

 イタリア映画祭2016で上映されたガブリエーレ・マイネッティ監督の『皆はこう呼んだ「鋼鉄ジーグ」』は、偶然の出来事で超人的な力が備わってしまったさえない泥棒が真のヒーローとして目覚める姿を描く。ありえない状況のなか、リアルな人間像が描かれている。 永井豪原 ...

 人間というもの、ありのままでいるのが一番いい。ラウラ・ビスプリ監督のデビュー作『処女の誓い』は、生涯独身を誓い、男性として生きることを選んだアルバニア人の女性が自分自身を再発見していく物語だ。 欧州諸国のなかでも最貧国と言われている(言われていた)アル ...

 長年に渡る片思いの恋の行方と史実との絡み合いが涙腺を刺激する。ピエルフランチェスコ・ディリベルト監督の『マフィアは夏にしか殺(や)らない』は、マフィアによる殺人の連鎖と一人の子供の成長劇を見事に折り合わせたユニークな作品に仕上がっている。 『ペッピーノ ...

鉄格子の外を雪が舞う。鉄格子によじ登る主人公。マルコ・ベロッキオ監督の『勝利を』は、ムッソリーニの正妻であることを求め続けた女性イーダの半生を描く。イーダは、全財産を投げ打って支援し、長男を産む。しかし、他に正妻と長女がいたムッソリーニは、イーダを遠ざけ ...

あるバールの常連として認められて、記念写真に写りたい。そんな若者を主人公にして、バールに集う人々の人間模様を描く。プーピ・アヴァーティ監督の『バール・マルゲリータに集う仲間たち』は、グランドホテル形式の手垢のついた構造のドラマになりがちなところを、いかに ...

ゴールデンウイークの恒例ともなっている「イタリア映画祭2010」が4月28日から5月4日まで、東京・有楽町の朝日ホールで開かれている。2001年 の「日本におけるイタリア年」をきっかけに始まった同映画祭には毎年1万人を超える観客が訪れる。 今回上映するのは、イタリア映画 ...

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